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ChatGPT、AIの時代が急展開している昨今に読むと
はるか遠い異国の世界のように思えてしまう
「陰翳礼讃」著:谷崎潤一郎
ぼくが若い頃、欧米のデザインに惹かれ
色々とみていったなかでも、うすうすと感じ求めていた
自国、日本の伝統美
美とつくと
美しさを追い求めればよいかというと
そうではなくて
地球と共存を大前提として
木や自然の素材を無駄なく
それでも造形美に意匠を凝らし
嗜んでいたという
非常に、いまでは考えられない精神性の高さだと考えています。
わかりやすく言うと
厠を例にとっているのですが
谷崎さんの理想とする
厠の内装は木造が中心で
また清潔に保てている状態を日々維持しているそうで。
掃除の手入れなんかは
今の比ではないぐらいの労力が予想されました。
自分がその建物で維持できるとも思えなくても
ただ、今の時代にはなにか、必要なメッセージをひしひしと感じるのです。
自分はこのあたりをどう表現できるでしょうか。