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&Tradition

自分の感覚、直感について、偶然ではないなと感じて
その後、感覚を信じるようになっていった時期のことを話していこうと思います。

わかりやすくインテリアを得意とするデザイン事務所で
働いていた20代後半の頃の話しです。

当時デザイン系の雑誌を何気なく見ていたら気になった家具・ソファと出会いました。
また別の時期に、何気なくHPをみていると、気になる椅子と出会いました。

どちらも曲線美というのか、フォルムやデザインに無性に惹かれるものがありました。
あまり普段から、誰がデザイナーなのかということは気にしてないのですが
ふと見るとどちらもプロダクトデザイナーが「arne jacobsen アルネ・ヤコブセン」と書かれていました。

これはまさしく、自分が自然と惹かれる
デザインを感じて良いと思った
さらには、そのデザイナーのコンセプトにも
共鳴したと考えています。

また別の視点として

イタリアミラノのセレクトショップ
「コルソ・デ・コモ」をはじめて見たときもすごい感動したと同時に
それはイタリアの町並み、建物が醸し出す要素が大きいことを感じました。

同時に海外のデザイン、感性に触れながらも
自国の文化を見直す時期でもありました。

それから日本の文化、建物、空間にさらに興味をもつことで。

海外の感覚と自国の文化を調和させる「和洋折衷」や
古くからいまに続く意匠、機能的でありながらも
美しいという「用即美」等を大切にしながらも
時代に合わせて自分なりにデザインしていきたい「温故知新」という
2つのキーワードが
自分がデザインや生きていくうえで重要なポイントだと感じています。

またアルネ・ヤコブセンの話しに戻ると
デンマークへ訪れた際に実物をみることができたのですが
リアルなものに触れるのは感じるものが大きかったです。

そして冒頭で話した、良いと感じたソファは
『&Tradition』というブランドで
アルネ・ヤコブセンが生前で設計したソファを
現代にリデザインしたソファ。

そのブランド自体が伝統をリデザインするというブランドだったのですが

そのコンセプトもまさしく自分がしたいと感じている
求めている到達点と共鳴していたんだと思っています。

奥のソファが、ぼくがたくさんのソファを見てきた中で、1番好きなソファです。

↑これはまた別のスカンジナビアのブランド『MUUTO』の好きなソファですが
雑誌でみていてこのアームパーツのふんわりとしたフォルムが
実物の商品にもしっかりとデザインされていて感動しました。
※雑誌で載る写真は、盛っている写り方が多いと感じていたので、実物がなんか少し、ボリュームダウンしていたりします。